#緊急事態宣言後に #定期券を払い戻すためにルールを確認する

【定期券の払いもどしのお申し出をしたものとみなす日】
⑴ 2020 年４月７日以前に有効開始となる定期券の場合
2020 年４月７日

ここで大事なのは緊急事態宣言による払い戻し基準日の確認です。
確認すると基準日は2020年4月7日です。

JR東日本のきっぷの払いもどしを確認します。
サイト下部に定期券のルールが書いてあります。
www.jreast.co.jp

この２つのルールをベースにルール確認します。
それから、1ヶ月定期券と、それ以外の3ヶ月定期券、6ヶ月定期券でルールが異なりますので、それぞれ確認していきましょう。

JR東日本をベースにしますが、基本的に、どの鉄道会社も同じルールです。

不要となった定期券は、有効期間が1ヵ月以上残っている場合に限って払いもどしいたします。

つまり1ヶ月定期券は払い戻せません。
しかし、特例があります。

有効期間の開始後7日以内に限り、発売額からすでに経過した日数分の往復普通運賃と手数料220円を差し引いた残額を払いもどすことがあります。

1ヶ月定期券を利用7日以内に限り、往復普通運賃＊経過日数を計算して、1ヶ月定期券料金から引いた金額が払い戻し額になります。

例にすると、こんな感じかな？
2020年4月1日から2020年4月30日まで有効な1ヶ月定期券なら、緊急事態宣言が出た2020年4月8日を基準にすると、1日〜7日まで使用したとみなし、1ヶ月定期券料金 - ( 往復普通運賃 * 7 ) - 220 が払戻金額です。

ただし、JR東日本の緊急事態宣言のルールに面倒なルールが追加されています。

当該日以降に当該定期券（Suica 定期券についてはチャージのご利用も含む）を使用した場合は、その最終使用日に払いもどしのお申し出をされたものとみなして取り扱います。

つまり、2020年4月1日からの1ヶ月定期券で、2020年4月8日以降にチャージをしていると払い戻しできません。

※緊急事態宣言の日付がしきい値なので間違いがあったら指摘してください。

JR東日本をベースにしますが、基本的に、どの鉄道会社も同じルールです。

次に、3ヶ月定期券と6ヶ月定期券です。

発売額からすでにお使いになった月数分（1ヵ月に満たない日の端数は1ヵ月とします）の定期運賃と手数料220円を差し引いた残額です。

第277条　定期乗車券使用開始後の旅客運賃の払いもどしに記載があるのですが、要するにこういうことです。

やっぱりややこしい？例にすると、こんな感じかな？

2020年4月1日から2020年6月30日まで有効な3ヶ月定期券を、緊急事態宣言が出た2020年4月8日を基準に払い戻す場合は、4月分は使用済みとなるので、3ヶ月定期券料金 - ( 1ヶ月定期券料金 * 2 ) - 220 が払戻金額です。　　
2020年4月1日から2020年9月30日まで有効な6ヶ月定期券を、緊急事態宣言が出た2020年4月8日を基準に払い戻す場合は、4月分は使用済みとなるので、6ヶ月定期券料金 - 3ヶ月定期券料金 - ( 1ヶ月定期券料金 * 2 ) - 220 が払戻金額です。